カテゴリー別アーカイブ: NPO活動

竹富島の民具が県立博物館に!


この度、竹富島で制作した民具が、沖縄県立博物館の収蔵品となりました。
収蔵品となった民具は“ニーブ”と呼ばれ、農業作業の脱穀で下に敷いて使います。
日本各地で使われてきた民具ですが、時代と共のその姿を見ることは珍しくなってきており、「昔あったよねー」と懐かしまれるものになってしまいました。
竹富島では、その作り方がわかる松竹さんを先生に、民具づくりに携わるメンバーで、これまで3点を制作しました。
収蔵品になったニーブは2010年に制作したものです。

沖縄県立博物館では、平成30年度の収蔵品資料の「新収蔵品展」が開催されます。
皆さま、足をお運び下さい!

期間 4月30日(月)~6月23日(火)
場所 沖縄県立博物館・美術館 3階 博物館 企画展示室・特別展示室1
時間 9:00~18:00(金・土は20:00まで)

令和元年度竹富公民館祭事行事表

昨晩の集落ごと(あいのた・いんのた・仲筋)の定例会にて、
令和元年度竹富公民館年間祭事行事表が発表されました。

今年度は、種子取祭10日目にあたるムヌン(物忌)が、
祭事行事表に掲載されており、

竹富島における祭祀の継承の取り組みが
ますます深まっていくことを予感させます。

『竹富島誌-民話・民俗編-』によると、
ムヌンとは、
~ 「みずのえ」の日を選んで行われた。二月になると草葉と称して
虫送りの行事をする。その日は、各戸一人づつ出て田畑の作物についている
害虫類をとり、これをこれをクワズイモの葉に包んで海へ持って行く。
そこには神司たちがいて、芭蕉の葉柄でつくった小舟に害虫を積み、
「パイノーラス島、ニーラスクの国に行って虫たちは生活せよ」と
唱えて海に流した。
昔は月毎に行われたが、昭和になってから4回、
四季ごとにとどめられた。
すなわち2月の草葉物忌、4月の穂の物忌、8月の初穂物忌、12月の止め物忌
であり、各戸一人のわりあてで浜へ行き、虫送りの行事をした。 ~

また、シチ願い(節祭)の記述にも、ムヌンについては触れており、
シチ願いの3日間は物忌として畑仕事をせず、大地に感謝を捧げる。
節祭りは村鍛冶屋の「つち」の音をもって終了する。
往古は3日間の入港船を歓迎し、出帆を嫌うため、
浜には監視人をおいて厳重に船の出入港を見守ったと古老は伝えている。

と記述されています。

(ta)

本年もご声援ありがとうございました。

本年も私たちNPOたきどぅんの取り組みに
あたたかいご声援をいただき、まことに有難うございました。

私たちの主要なミッションのひとつである文化遺産の継承について、
本年の竹富島は節目の一年であったといえます。

● ハード面
・ 国選定まちなみ保存30周年記念事業「フナヤ」再建
・ 国指定重要文化財「旧与那国家住宅」管理条例制定
・ 竹富町指定工芸品「仲筋ぬヌベマ水甕」保管施設設置
・ 国指定史跡「小城盛」修復調査
・ 国指定登録有形文化財「西桟橋」修復調査
・ 国指定登録有形文化財「なごみの塔」修復調査

● ソフト面
・ 「フナヤ」再建を通じた伝統家屋修復技術の継承
・ 竹富島未来づくり実行委員会の活動を通じたグック積み・ユッツル編み・赤瓦葺きの継承
・ 国指定重要無形民俗文化財「種子取祭」におけるタニウルシの儀式の継承

古謡・歌謡・芸能なども含めると、
細かな継承は数えたらきりがないほど、
今年の竹富島では、こうした取り組みが活発に行われました。

来年もこれら一連の島の活動を支え、
竹富島の伝統文化の継承の一助になれればと事業を展開してまいります。

また来年もよろしくお願い申し上げます。

特定非営利活動法人たきどぅん
理事・職員一同

民具づくり教室

本日の生徒さんは一人。
ですが、そんな日はとっても贅沢。
マンツーマンでしっかりと確実に手ほどきをうけることができます。
民具を作りながらの話も独り占めです。さてさてどんな話をしているのでしょうか・・・

やみかご最後の仕上げの部分。

海浜清掃を実施しました。

石西礁湖自然再生協議会の活動の一環として、
本日夕刻より海浜清掃を実施いたしました。
ご協力いただいたのは、
竹富ぶなる会、竹富青年会、星のや竹富島、
趣旨に賛同してお集まりいただいた有志の皆さまの合計30名。

普段はなかなかできないところまで、
隅々と漂着ゴミを回収することができました。

おかげさまで回収できたのはトン袋で4袋。
明日、石垣島のリサイクルセンターへ連絡し搬送いたします。

ご協力くださった皆さま、
シカイト ミーハイユー

(ta)

駐輪場の清掃

平成30年度種子取祭もいよいよ明日から始まります!
昨日の秋季清掃検査も無事に終了したことから、
本日の夕刻、
レンタサイクル事業者に協力を呼びかけ、
駐輪場の清掃を実施いたしました。

駐輪場に面した道は、
種子取祭の儀式のひとつである「参詣」の通り道として
毎年、種子取祭前に掃除を行っておりますが、
あわせて駐輪場を利用される方々へも気持ちよく使ってもらおう
との思いもあります。

npoスタッフと、
丸八レンタサイクル、友利観光、嶺本レンタサイクル、
レンタサイクルぽち、新田観光
の各事業者のスタッフの皆さんと共に、最後にパチリ。

皆さま、ご協力ありがとうございました。

(ta)

ニーブを無事に寄贈いたしました。

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平成22年(2010)4月に完成した2作目のニーブは、
9月12日に沖縄県立博物館へ無事に収蔵されました。

【1作目:平成21年11月製作 喜宝院蒐集館に寄贈】
【3作目:平成30年04月製作 ゆがふ館ゆんたくコーナーで利用】

穀物の脱穀に使う敷物として作られてきた、藁のムシロである
ニーブ(地域によってはニクブクという)は、
時代の流れにより製作方法が途絶えかけていましたが、

竹富島民具づくり教室の「手わざの継承」の趣旨に基づき、
時間に余裕にある際には、
松竹昇助さんからの“ニーブを作ろうか”のひとことに皆が奮起し、
都合3枚を製作することができました。

おかげさまで、
2作目は沖縄県立博物館・美術館の収蔵品となりました。

上の画像は、当時(1月27日)の製作風景。
現在から8年前の出来事です。
制作者の若々しさは変わりましたが、
ニーブの製作技術は、今も変わらず残っています。

(ta)

JICA研修員の受入れ

生憎の悪天候が続く八重山地方ですが、
今日も多くの来島者が竹富島を訪れています。
こうしたなか、
毎年恒例のnpoおきなわ環境クラブ引率のjica研修員メンバーが来島し、
「島嶼観光持続性強化」の研修として竹富島の手わざを学びます。
講師を快く引き受けてくれたのは、
竹富島民具づくり教室の講師でお世話になっている
松竹昇助さんとクージの会のみなさま。
お手伝いに民具づくり教室の生徒さんも加わってくれました。

通例ですとゆがふ館の前庭にて行うのですが、
今日も雨が落ちる竹富島。
ゆがふ館内に会場を移し、
環境省からご承諾をいただいての開講です。

今回の研修員は、
パラオ、セントルシア、セントビンセント及びグレナディーン諸島、
ソロモン諸島、タンザニア、東ティモール、インドネシアから。

今回も月桃のゴザを製作しました。
10台“ヤマ”を用意して製作に励みます。

(ta)