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民具づくり教室 第272回

8月12日

銅鑼バチつくりました。

材料:藁 市販の紐

夏の暑い日でしたが、

ゆがふ館の中庭で製作。

祭りには欠かせない銅鑼。

手作りの銅鑼バチでたたくとどんな音がなるんでしょうか?

楽しみですね。

琉球弧アダンサミット in 池間島 2日目 第2部

第2部 アダン手業ワークショップ

講師 前泊勤さん(池間島)・与那覇有羽さん(与那国島)・松竹昇助(竹富島)

こちらは、池間島の「アンディ」。アダナス(アダンの気根)を裂いて作る、海で獲った獲物の貝や海などを入れたり、畑で収穫した芋を入れて海で洗う時に使います。

現在、アダナスのアンディを作れるのは、前泊勤さんだけだそうです。

準備時間なのに、皆さん興味津々でスタートが待ちきれません。理事長の前泊さんからは、「まだ始まってないので皆さん手を止めてくださーい」と待ったの合図が入るほど盛り上がってしまいました。

ワークショップに参加するといつもわかるのは、手業に興味をもっている方々がたくさんいることです。今回も、ワークショップの講師は大忙しでした。普段、自分でアダンなどを使って物づくりをされている方も多く、お互いにコツなど情報交換し合っているのが印象的でした。

 

NPOいけまの理事長も竹富島のウマ作りに挑戦。

 

与那国島の與那覇さんは、小さいゴザ編みを教えてくれました。

 

飛び入り参加で、読谷村の(私設)沖縄草玩具館をされている新崎さんは、池間島の元気なお母さんたちに囲まれて草玩具作りで盛り上がっていました。

 

池間島の前泊勤さんによる、アダナスのフダミ(草鞋)作り。サンゴ礁の海を歩くための草鞋なので丈夫であることが重要。なので材料は、アダン葉ではなくアダナスだそうです。使用目的によって、工夫していることがよくわかります。

アダンサミット終了後のお疲れ様会では、尽きることなくアダンや地域でのお話が繰り広げられました。竹富島からのメンバーは口を揃えて楽しかった―と言っていました。
アダンサミットを機会に出会えた方々と今後も交流を続けていきたいと強く思いました。

池間島のみなさんありがとうございました!

琉球弧アダンサミット in 池間島 2日目 第1部

8月6日 晴れ

朝食後、民泊の宿ではアダンサミットを待たずにワークショップが始まります。参加者が集まると必ずアダン話で盛り上がります、さすがアダンサミットです。何処からともなくアダンの葉が現れました。

第1部 アダンを語ろう
「アダンが好きな人々」盛口満さん(沖縄大学・博物学)
「歴史に刻まれるアダン」三輪大介さん(NPOいけま・経済学)
「南太平洋のパンダナス文化」竹川大介さん(北九州大学・人類学)木下靖子さん(NPOいけま・人類学)
「絵画と文学にみるタコノキ科」渡久地健さん(琉球大学・地理学)
「オカヤドカリからアダンへ」当山昌直さん(生物文化研究)

生物学、経済学、人類学、海洋民俗学・・・等の専門分野を切り口にアダンのお話を聞くことが出来ました。しかし、皆さんその専門の枠を超え、沖縄の各地で聞き取り調査研究をされていて、島々ではアダンを暮らしの中で活用していたことがよく分かりました。
アダンと暮らし、そして暮らしで利用する資源の自然環境を荒らすことなく、永続的に活用するための知恵を、島の先輩方が持っているのはどの地域も同じです。島の祖先が行ってきた暮らしの知恵を聞きだし残していく動きは特に大切な活動なのはどの研究分野でも一緒でした。

同じアダンでも種類はいくつかあるようで、地域ごとに材料の柔らかさなどが違うのがわかりました。バヌアツの小さな島フツナ島のアダンのかごは、とても柔らかい感じで細かい細工です。縁の部分の細かい編み目を見れば誰が編んだか分かるそうで、編み手が自分のオリジナルの細工を持っており、著作権があるそうです。

第一部終了後、竹富島のメンバーは恩納村の仲西さんに聞きたいことが沢山。
竹富島のヤドカリやヤシガニの話から沿岸部分のアダンの様子。日頃疑問に思っていることを質問していました。

(2日目 第2部へ続く)

琉球弧アダンサミット in 池間島 1日目 第2部

琉球弧アダンサミット 1日目(8/5)
第2部は、アダン料理ワークショップ

池間島のオカアター(お母さんたち)がアダン料理を教えてくれます。

  

まずはじめにびっくりしたのが、アダンの実を食べるということ。
竹富島では、今のところアダンの実を食べるという話は聞いたことがなかったからです。
アダンの実はヤシガニが食べる話しか知りませんでした。

実の一つひとつ外れる部分「分果」の部分を池間島では「ツガキ」と呼んでいて、子どもたちはこれをしゃぶって甘みを楽しみおやつとしていたそうです。外した後の芯の部分は「バス」といって、この部分をスライスしてなまり節と一緒に炒め煮にしたものを教えていただきました。
竹の子のような食感で、目から鱗でした。

 

食べ物はやはり盛り上がります。
参加者はオカアターへたくさん質問していました。

こちらは、アダン葉の根元部分。この白い部分あたりからおなじみのアダンの新芽を採ります。

 

アダンの新芽では、煮物と天ぷらのワークショップ。

 

屋外では、ツガキを燃料にしカツオの窯とタコの燻製焼きのワークショップ。乾燥させたツガキを燃料にして焼きます。
ワークショップに引き続いて、交流会へ突入。

池間島のお料理を用意してくれました。シャコガイに盛り付けられたカツオの刺身、黒大豆の赤飯、池間島の名物料理「ンスゥニーワー」(大きく切った豚肉に味付けは味噌、豚の水分と油だけで煮込む、お祝いには欠かせない料理)・・・本当においしいお料理を用意していただきました。写真を撮り忘れたことを後悔しています。

最後に、宮古のクイチャーを教えていただきました。

一日目終了。
竹富島と与那国島のメンバーで宿へ向いました。

琉球弧アダンサミット in 池間島 1日目 第1部

8/5・6の二日間で開催された「琉球弧アダンサミットin池間島」へ参加してきました。
小規模多機能型施設の研修視察で、竹富島 命果報ぬ会が2016年3月池間島の介護施設「きゅ~ぬふから舎」を訪れた時からのつながりで声をかけていただきました。

民具づくりを行う「竹富島 クージの会」の3名と一緒に宮古島へ降り立ちました。
空港には、NPO法人いけま福祉支援センターの理事長 前泊博美さんがお迎えに来てくれていました。
池間島へ到着するまで、再会の喜びで話が尽きることなく元気いっぱいの車中。

宮古島から、世渡橋とそれに続く池間大橋を渡って池間島へ行きます。
遠くに見えるのは、西平安名岬の風力発電です。

アダンサミットの会場「池間島離島振興総合センター」へ到着。
用意されている池間島のアダンを囲んで、アダンサミットはまだ始まってませんがアダン談義で盛りあがり、またまた話が尽きません。

 

竹富島から持ってきた、ワークショップの材料を前に、アダンを採ってからどのように材料を準備するのかなどなど質問が飛び交います。
池間島の背丈より長い立派なアダン葉に、竹富島のメンバーは目をキラキラさせていました。

民具の作りの名人 松竹昇助さんは池間島でも有名人。色々な方が話しかけてきます。
手前の民具は、与那国島の與那覇有羽さんが作ったもので、素材はクバ。

 

14:00よりアダンサミットがスタート。
第1部は、島々からの報告として、
仲西美佐子さん(恩納村)、山里節子さん(石垣島)、儀間律子さんとオカアター(池間島)、池間小中学生から発表がありました。
島の暮らしにはいつもあった「アダン」をテーマそれぞれの活動現場からの発表です。

海のサンゴが島を守っています。
島の沿岸部分ではアダンが守っています。
護岸工事で高い壁を作っても、護岸にうち当った塩水が、護岸の壁にうち当たり垂直に吹き上がる風と壁の上の吹き抜ける風に乗り陸の畑へ降り注ぎ、畑は塩水で焼けてしまうそうです。
沿岸のアダンは、塩水を受け止め優しくそれを海に帰してくれており、畑を守ってくれるそうです。
沿岸をアダンが優しく守っているから、ヤドカリやヤシガニなどが生きていくことが出きます。
幼生を産みに海へ行くヤドカリは、陸に戻ってくるときコンクリートの壁を登れません。砂浜からてくてく歩いて陸に戻って来るのです。
潮風が当たり栄養分が少ない島の周囲の砂地にアダンは茂ります。
このアダンがあるから、その背後にヤラボやユウナなどが育つことが出来きることがわかりました。
池間島では枯れたアダンの葉を燃料として活用していたそうです。池間島おばあちゃんたちは、若いころアダンがたくさん生えているアダンニーという場所へ行き大きな束を頭にのせて運んだ経験を教えてくれました。
(第2部へ続く)

JICA研修員の来島

毎年恒例となった、
JICA研修員の竹富島における持続可能な観光開発の研修。
今年度は「素足で感じる竹富島」は実施せず、
クージの会のメンバーにご協力をいただき、
民具づくり体験での引き受けとなりました。

今回来島されたのは、
ソロモン諸島、マーシャル諸島、パラオ
セントヴィンセント・グレナディーン、タンザニアの国々の皆さん。

9時15分の来島後、直ちに月桃のゴザづくりに励みます。
講習時間は12時30分までとしていましたが、
皆さんの“手わざ”の速さがキラリと光りました。
お見事です!

残りの時間は、それぞれのお国自慢と、
竹富島の豊年祭についてのご紹介と、民具づくりの楽しさを語り合いました。
今日の体験によって、
ご自身の母国での観光開発に一役買ってくれることを期待いたします。

シカイト ミーハイユー

(ta)

八重山のかご展

竹富島の民具に出会えます。

今年の4月と7月、民具づくりの現場を訪ね、竹富島・西表島・与那国島・石垣島を回ったカゴアミドリさんの企画展。
竹富島では、「クージの会」の民具づくりの様子、喜宝院蒐集館で島に伝わる道具を見て、民具づくりやモノ作りについてヒアリングされていきました。

竹富島には織物を始めとし民具や暮らしの道具など、モノづくりを続ける方々がいます。
かつての暮らしでは、竹富島だけでなく日本には、モノづくりが溢れていました。
色々な技術が発達して便利になり、時代とともに変化しますが、変化しない方がいいものもあります。
これから先も、暮らしの中で見ていきたい風景を想えば、大切にしたいものが浮かびあるのではないでしょうか。

一つひとつ、人の手で生み出されるモノづくりに出会えるかご展、
永きにわたり愛着の持てる一品に出会えるかご展、
皆さま、ぜひ足をお運びください。

八重山のかご展
http://kagoamidori.blogspot.jp/2017/07/blog-post_14.html
2017.8.2(水)-8.13(日)※7、8日お休み
10:30-17:30
東京・国立 カゴアミドリにて

きれいな海を守りましょう!

7月も後半。もう夏休み!という方も多いのではないでしょうか。
かりゆし館では7月17日海の日から
「きれいな海を守りましょう」と題して、観光で訪れた皆様に以下のお願いをしています。

●ポイ捨てをしない
●ゴミは持ち帰る
●サンゴや貝等の生き物を持ち帰らない。傷つけない。

いつまでも美しい竹富島の海を守るためにも、
ぜひぜひご協力をお願いいたします。

ということで、美しい海に想いを寄せて、海の思い出や竹富島で楽しかったことなど
メッセージを書いてもらっています。
お魚にメッセージを書き入れて、パネルにはると?

お魚いっぱいの竹富島の海が出来上がります。
もういっぱいになって貼るところが無いじゃない??とお思いでしょう
大丈夫です。
今回はかりゆし館の窓ガラスも利用しますので、まだまだたくさんのメッセージを募集できます。

魚が泳ぎだしそうですね♪

このお魚、実はスタッフが一枚一枚はさみでチョキチョキ切り出しています。
なんとフリーハンド!!NPO職員の隠れた才能をまた引き出してしまいました(笑)

きれいな竹富島の海を守り、また来年も再来年も同じ風景で皆様をお迎えできますように。。。

AED・救命救急講習会の開催

昨晩(7月4日)、
NPOたきどぅんと竹富町消防団竹富分団共催による、
「AED・救命救急講習会」を竹富小中学校体育館にて開催し、
30名の参加者とともに
人命救助の基礎となる心肺蘇生法とAEDの使い方を学びました。


彼(彼女)の名前は、「アン」というそうです。

竹富島の入域観光客数は昨年48万人を数え、特に夏季はコンドイ浜への海水浴を楽しむほか、
重要伝統的建造物群保存地区に選定された竹富島の集落を散策する観光客が多数訪れています。
しかし、万が一のための救命救急処置が、
竹富町立竹富診療所の1名の医師と1名の看護士、
竹富町消防団竹富分団15名の団員の双肩にかかっており、
出動状況も年々増加し、対応に苦慮しているのが現状です。

竹富東港旅客待合所「てぇどぅん・かりゆし館」には
AED(自動体外式除細動器)が設置されており、
目の前が海、更にAEDが設置されているという状況であるため、
少なくとも年に1回程度はAEDの使い方や救命救急の応急処置の講習を受け、
いざ事故が起きた時に落ち着いて対処ができるようにしたいと
NPOからの要望を竹富町が応えての開催となりました。
(島内設置箇所は、かりゆし館・竹富診療所・竹富小中学校・新田観光・ゆくい処・消防車の全部で6か所)


講師は、石垣市消防本部から3名お越しいただき、
懇切丁寧なご指導をいただきました。


先ずは人命救助の基礎となる心肺蘇生法を実習します。
アンの胸がことさら固く、1分間の心臓マッサージは長く感じられた参加者もいたでしょう。

ひとりが受け持つ最長限度と云われる2分間の心臓マッサージは、
相当の体力を消耗します。
そこで、ひとりの負担を軽減するために、他者とのスムーズな交代方法も実習します。


さすが竹富消防分団団員の心肺蘇生法です。カメラ目線を除けばバッチリです。

最後に、2人で心肺蘇生法とAEDを活用した人命救助の実習をしました。


NPOスタッフも懸命に取り組みます。きちんと連携が取れてスムーズな対応でした。

夜間とはいえ夏の暑い夜での開催で、学校体育館は相当な蒸し暑さでしたが、
参加者の皆さま方は、楽しみながらかつ真剣に実習に取り組んでいました。
これをきっかけとして、
定期的な救命救急講習会を開催できたらと考えております。

講師の石垣市消防本部ならびに竹富町防災危機管理課の方々、
竹富町消防団竹富分団をはじめとするご参加いただいた皆さま、
シカイト ミーハイユー

(ta)