15の春

竹富島には高校がないので、中学を卒業する15歳を迎えると、
島を旅立たなければなりません。
島では、ごく当たり前のことなのですが、
毎年この時期になると、やはり寂しいですね。

今日も、一人の15歳の春を迎えた男の子が元気に旅立っていきました。

大きな世界を見ておいで
大きくなって帰っておいで

島の人たちが見送る風景

この子が帰ってくるこの島を
この風景を守り続けるのが私たちの大きな役目です。

この時ばかりはと汽笛を鳴らして
遠ざかっていく船に

一路平安
かりゆし かりゆし。

『竹富島憲章』制定30周年記念講演会の開催

昨年(2016)は、『竹富島憲章』が制定されて30周年を迎える節目となる一年でした。

竹富公民館では30年の節目を迎えるにあたり、
改めて『竹富島憲章』と向き合い、
3集落から各3名の合計9名からなる竹富島憲章制定30周年特別委員会を設け、
三村浩史京都大学名誉教授、
宮澤智士長岡造形大学名誉教授、
大田綾子竹富町教育委員会教育長、
前本隆一竹富公民館顧問
を相談役に招聘し、
『竹富島憲章』の文言ひとつひとつを検証しました。
崇高な理念は色あせることはありせんが、ゴミの処理や車両運行に関する一節などは、
時代背景を踏まえ、現在の暮らしにあわせた修正を施しています。
1月期の集落ごとの月例会より島民へ「竹富島憲章(案)」を配付し、
来たる3月31日の定期総会において、新たな表現による『竹富島憲章』の制定を目指しています。

昨晩は、地縁団体法人竹富公民館と全国竹富島文化協会の共催事業として、
「竹富島憲章制定30周年記念講演会」を開催いたしました。

会場となった竹富島まちなみ館には、竹富島民はもちろんのこと、
石垣島からも多数訪れ85名もの来場者が足を運び、関心の高さがうかがえます。

講演会の講師は、
竹富公民館顧問の前本隆一氏と
宮崎県椎葉村十根川重要伝統的建造物群保存審議会委員の黒木久遠氏に
「竹富島憲章と竹富島の暮らし」をテーマに語っていただきました。
前本隆一氏には「憲章制定の経緯」をご講演いただき、
1971年の大干ばつと大型台風の襲来、
困窮した生活と外部資本との結びつきによって土地が売られていった経緯、
島を守るために必然的に憲章を制定する竹富島の状況を詳しく語っていただきました。
黒木久遠氏からは、
竹富島との繋がりについてご紹介いただいたのち、
島内を参観したことから30年前との変遷と、
まちなみを保存する苦労、
それに伴う行政との結びつきの重要性を語っていただきました。

竹富島は、「重要」と付す文化財を3つ有しています。
種子取祭は、国の重要無形民俗文化財。
まちなみは、国の重要伝統的建造物群保存地区。
旧与那国家住宅は、国の重要文化財。

周囲わずか9㎞の小さな島に、国の貴重な文化遺産を3つも有する竹富島。
それを誇り、守り育んだ先人への畏敬の念と崇高な心を尊び、継承すること。
「竹富島憲章制定30周年記念講演会」の大きな趣旨は、ここにあります。

(ta)

2017年 新春書初め大会!

あけましておめでとうございます。
今年も実施しました!
新春書初め大会!毎年恒例になってきましたね。
楽しみにしてくださっている方もいらいして、
今年もここで、書初めができたとおっしゃっていました。
嬉しい限りです。

新年を迎え、豊富や決意を心を込めて書いてくださる方、
旅の思い出を書にした方
小さな子供からお年寄りまでたくさんのご参加、ありがとうございました。

今年もたくさんの笑顔にお会いできることを楽しみに、
竹富島の玄関、かりゆし館にて皆様のお越しをお待ちしております。

新年あけましておめでとうございます。

ブログをご覧のみなさま、
平成29年、新年あけましておめでとうございます。
本年も昨年同様、よろしくお願い申し上げます。

平成29年(2017)は、竹富島にとって節目の年となります。
昨年は、「竹富島憲章」制定30周年を迎えましたが、
今年は、竹富島がまちなみ保存地区に選定されて30周年を迎えるほか、
竹富島民の自治組織である「地縁団体法人竹富公民館」の前身である、
竹富同志会(1917年結成)から100年の節目となります。

【社会教育法第20条に基づく公民館制度の導入によって、
 竹富部落連合会が“竹富公民館”に改称されたのは昭和38年(1963)ですので、
 竹富公民館設立100周年という点については、
 竹富公民館議会において議論されることとなりますが、
 いずれにしても、竹富島に自治組織が確立して100年といえます。】

この節目の年に、私たちNPOたきどぅんが、
竹富島ならびに竹富公民館へどのようにサポートできるのか。
改めて真摯に向き合い、活動してまいります。

(ta)

平成28年(2016)年の瀬に際し

NPOたきどぅんのブログをご覧のみなさま

本年もブログをご覧いただき、
まことに有難うございました。
今年は頼りがいのある職員が退職し少々不安な船出となりましたが、
新たに頼れる職員が加わり、
種子取祭を迎える頃にはモリモリと活動を盛り返してきました。
また、新年から新たに1名の職員が加わります。

来年も従来と変わらず、
竹富島の素晴らしい文化遺産と自然環境保全のシステムづくり
を積み上げていくほか、
地縁団体法人竹富公民館を中心とする
竹富島の皆さまと手を携えながら、
竹富島をますます素晴らしい島へと導くサポートを続けてまいります。

引き続き、
私たちNPOたきどぅんの活動へのご支援ご協力を
よろしくお願い申し上げます。

第7回 西表島人(しまぴとぅ)文化祭 参加しました

庭の日への参加などで協力いただいている「西表エコツリーズム協会」さんからのお誘いで、
「第7回 西表 島人文化祭」へ参加してきました。
前回参加したのは、2013年11月の第6回の開催時です。

西表島人(しまぴとぅ)文化祭は「伝統・継承・創造」をテーマに3年に1度開催しており、今年で7回目を迎えるそうです。「人と自然が共生する西表島」協会の設立20年を迎える節目の年で、西表島の住民が継承してきた伝統文化の発表、地域で行われている様々な文化活動の紹介、島内外の人との文化交流、新しい文化を発信していく場を担っています。

島人の文化祭ということで、地元の方や親子連れがお昼ご飯を食べに来ながら、
ワークショップに参加したり、と良いお天気の下島人が交流していました。

環境保全が活動の一つなので、少ないごみで開催する努力を感じました。
販売にはプラスチックの容器を使用せず、バガス(埋めておくと土に還るサトウキビの搾りかす)素材の食器やカップ、ドリンクカップはリユースカップでの販売、お箸は配布せずマイ箸の持参を促し割り箸の用意はせず、貸し出しの箸を用意していました。
安易にプラスチック容器、使い捨てのものを多用しない徹底したエコ活動は見習うべきところと感じました。
「伝統・継承・発展」というテーマの流れで活動してきている団体、竹富島でも受け継ぐ伝統をどう未来へつなげていくかは同じこと。今回の参加を通したつながりから前回の参加同様いいヒントをいただけました。

このつながりを通して、お互いに協力してできること模索していきたいと思います。

竹富島民具づくり教室(番外編)

本日は竹富島民具づくり教室の開講日ですが、
4年に1度の竹富町婦人連合会の芸能大会「さにんばな」が開催されるため、
講師の松竹昇助さんはお休み。
ご参加くださったお二人も慌ただしい一日となります。
しかし、
マディルのプログラムもそろそろ完結しないといけません。
そこで、松竹昇助さんに無理をお願いし
お二人の仕上げまでをご教授いただいて終了といたしました。

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お二人とも完成まであともう一息ですね。

師走に入る次回のプログラムは月桃を収穫して縄を綯います。
今回製作したマディンナーの取っ手にも使えますので
大いに楽しみです。

(ta)

駐輪場の清掃

10月29日から今年の種子取祭がはじまりました。
11月4・5日の奉納に向けて、
島もお祭モードが高まってきました。
こうしたなか、昨日の夕方、
レンタサイクル事業者の皆さんと連携して、
駐輪場の清掃を実施しました。

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本来なら、
10月24日の秋季清掃検査前に掃除を終えるべきだったのですが、
種子取祭前の準備に忙殺されて段取りができず、
昨日の実施となりました。
また、この駐輪場の前の道は、
種子取祭の参詣の儀式で神司が通るとても重要な道でもあり、
どうしてもきれいにしておかなければならない道でもあります。

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今回ご協力いただいた、
丸八レンタサイクル、友利観光、レンタサイクル竹富
嶺本レンタサイクル、新田観光、竹富観光センターのスタッフの皆さま。
種子取祭の大変慌ただしいなか、
ご協力いただきまことに有難うございました。

(ta)

種子取祭Tシャツ2016

今年も種子取祭の時季がやってきます。
島では奉納芸能の稽古に熱が入ります。

かりゆし館では、種子取祭の特設コーナーを設け、種子取祭に関する書籍や写真集を紹介しています。
「種子取祭ってなんだろう?」と、ちょっと興味がある方に手に取っていただきたい入門編の『竹富島文庫 種子取祭』から、「あの素敵な歌をもう少し知りたい。」「狂言で聞いたセリフの意味は何だろう?」と思った方へお薦めの専門書や、これまでの種子取祭を写し取った写真集などを取り扱っております。

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そして、目玉は種子取祭記念のTシャツ2016年版です。
島民にもご来島のお客様にも毎年人気のTシャツ。

今年のTシャツはというと・・・
いんのた(西)集落が奉納する”竹富口説”をモチーフにしました。
昨年同様、庭の日などで、消しゴムハンコの講師としてお世話になっているサガエキヨコさん製作です。

背中側
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胸のマーク
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竹富島港かりゆし館へ是非おこしください。

第250回竹富島民具づくり教室

毎年9月の竹富島は
祭事行事が集中する大変忙しい月ですが、
新しいプログラム、マディルの製作に入ります。

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マディルはトウヅルモドキで編み上げたカゴのこと。
昔は芋などの運搬に使っていた道具ですが、
今では、家庭でどのように利用するのでしょうか?
大きさは参加者にお任せすることにして、つくり始めることにします。

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材料となるトウヅルモドキはアイヤルにて収穫しました。
自転車でアイヤル浜へ観光に訪れた方々は、
一様に「何をやっているのだろう??」と思われたことでしょう。

トウヅルモドキを収穫してゆがふ館へ戻ります。
講師の松竹昇助さん曰く、
「できるだけ真直ぐで節が少なく、皮に覆われていない材料がイチバン」
とのことです。

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トウヅルモドキを縦に三つに裂き、中の“バタ”を取り除きます。

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バタをすべて取り除いて今回は終了。
明後日に訪れる台風17号の風雨に晒されないよう、
保管しておきます。

(ta)